アクセスほくろ除去が保険適用になる条件と当院の治療の流れ
「ほくろを保険で治療した」
「ほくろだから保険では治療できないと言われた」
そんな事を耳にした事があるかもしれませんが、実はほくろは保険診療でも治療できる場合があるし、自費診療になる場合もあります。
当院では、形成外科の専門医がほくろの状態を正確に診断し、必要に応じて保険適用での切除手術を行っていますので詳しく解説していきます。
当院では、形成外科の専門医がほくろの状態を正確に診断し、必要に応じて保険適用での切除手術を行っていますので詳しく解説していきます。
ほくろ除去の保険が適用「される」ほくろと「されない」ほくろの違い
以下のような場合、健康保険が適用されます。
保険適用になるケース
悪性腫瘍（皮膚がん）との鑑別が必要な場合
形がいびつ、不規則に色が変化している、大きくなってきた、かさぶた・出血があるなど、医学的に「ダーモスコピー」などで検査が必要と判断される場合、病理検査を前提にした切除が保険対象になります。
物理的な刺激で出血・炎症を繰り返している場合
- 髭剃りで毎回引っかかる
- ブラジャーや下着に擦れる
- リュックのベルトと擦れて出血
こういった「生活への支障」があるほくろは治療目的となり、保険適用が可能です。
医師が「医療的に除去すべき」と判断した場合
高く盛り上がったほくろ、ひっかき傷になりやすい部位、炎症を繰り返す部位など、見た目の問題を超えて、皮膚トラブルや感染リスクがあると判断される場合は、保険での治療が可能です。
保険が適用されないケース（自由診療）
逆に以下のような場合は、美容目的の施術とみなされ、自費診療（自由診療）扱いとなります。
- 見た目改善目的で、特に医学的リスクがない場合
- 複数個あるほくろを「ついでに取っておきたい」という希望
- 小さく平坦で、出血・炎症を起こしていないもの
当院の手術方法：保険適用は「切除＋縫合」のみです
保険診療でのほくろ除去は「メスでの切除と縫合」を標準治療としています。
以下が主な手順です。
- 局所麻酔を行い、痛みを感じにくくします
- メスでほくろを根元から取り除くように切除します（再発防止のため深く取る必要があります）
- 切除後、丁寧に縫合します。
- 術後数日で抜糸し、傷の経過をフォローアップします。
形成外科では、RSTL(relax skin tesion line)を意識し、縫合ラインや皮膚の張力・しわの方向を沿ってできるだけ目立たない仕上がりになるよう配慮しています。
顔や首など、人目につきやすい部位でもご安心ください。
CO2レーザーによる除去は「自由診療」で対応
ほくろ治療で傷跡が残りにくい「CO2レーザー（炭酸ガスレーザー）」は、メスを使わず短時間で除去できるというメリットがありますが、保険適用外（自費）となります。
「切らずに取りたい」「傷あとをできるだけ残したくない」という方には、レーザー除去も選択肢になります。ただし、深く根を持ったほくろにはレーザーが不向きな場合もあるため、診察の上で適応を判断いたします。
保険適用時のほくろ除去費用の目安
保険が適用される場合、費用は以下のような目安となります（3割負担の場合）：
- 露出部（顔・首・腕など）：5,000円〜9,000円前後
- 非露出部（背中・腹部・脚など）：3,000円〜6,000円前後
この中には、手術費・診察料・病理検査料・投薬（軟膏など）が含まれるケースが多く、トータルで1万円を超えることは少ないです。
なお、自由診療（レーザー）の場合はクリニック毎に設定された料金があり、大きさに合わせて金額が変わります。
ほくろ除去術後のアフターケア｜傷をキレイに残すためにできること
術後のケアは、傷跡の経過を左右する大切なステップです。
毎日、傷を清潔に保つ
シャワーは翌日からOK。石けんで優しく洗い、処方された軟膏を塗って、ガーゼやテープで保護します。特にキズパワーパッドの様なハイドロコロイドを使用すると綺麗に治りやすいです。
抜糸までは患部を強くこすらない・圧迫しない
顔面の場合、メイクは控える、マスクが擦れないよう注意するなど。
術後3ヶ月は紫外線対策が必須
色素沈着を防ぐために、テープ保護＋日焼け止めの併用が有効です。
赤み・凹凸が残った場合
必要に応じてハイドロキノンやレーザー治療などでのアフターケアをご提案します（自由診療）。
まとめ｜「保険で取れる」かどうかは、まず診察から
「ほくろを取りたい」と思ったときにまず大切なのは、医師による医学的評価を受けることです。
自己判断では分かりにくい「保険適用の可否」も、実際に診察を受ければすぐに判断できます。
当院では、形成外科の視点から「見た目」と「再発・安全性」双方に配慮した治療をご提供しています。
- 医療的な必要性があれば保険適用で手術可能
- 仕上がり重視の方には自由診療（レーザー）のご案内も可能
- 術後のフォローまで一貫して対応
まずはお気軽にご相談ください。「取ってよかった」と思える結果を、私たちがサポートいたします
